協和医科器械株式会社

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CSR/CSR

FAIR ACTION

すべての人へ、安心できる医療環境を。

私たちが携わっている仕事は、
社会貢献の中にありました。

静岡市で開催された2014年のメディメッセージでは理学療法士のブースを担当。理学療法士の仕事を一般のみなさまにも知っていただくために、アイデアを出し合って紹介した。

本社営業部

上野剛

メディメッセージでは、医療の裾野の広さを紹介できる

一般の方々は怪我などをしない限り、理学療法士さんと関わることはありません。医療機器の販売に携わっている私でも、病院のリハビリ室に行くことはあっても、そこでどういう訓練をやっているかまではなかなか詳しく見ることはできません。それが、メディメッセージでは医療の裾野の広さを紹介することができるのです。「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」の三大疾病がテーマだったので、来場者に片麻痺(半身麻痺)体験をしてもらったらどうかと提案したところ、「それでいこう!」とまとまりました。この体験ブースで、理学療法士の方々の仕事がとてもわかりやすく伝えられたと思います。
苦労したことのひとつは、体験用の器械や器具を集めること。県内の行政機関や大学、福祉団体のみなさんにも毎年ご協力いただけるようになりました。当然、病院のスタッフのみなさんの協力も欠かせません。普段の仕事を真面目にコツコツやることがいかに大切かを、実感しました。

興味、好奇心を持って仕事することを思い出した

メディメッセージでは、普段ふれあうことのない一般の方々との会話も楽しみのひとつです。その中で、初心に戻れと教えられるようなことがありました。2009年でしたか、一般の方から簡単な質問をされました。「色のついている注射器がありますが、どうしてですか?」と。私はその時、答えることができませんでした。確かに、なぜ違うのか気になります。それを看護師の方に聞いたら、用途によって変えているという簡単な答えでした。
そのくらいの知識は持っていないといけないし、仕事をしているうちに、いつの間にか素朴な疑問が生まれなくなっていたことを反省しました。興味というか、好奇心を持って仕事をしなければいけないのに。実際は難しいことですが、忙しいといって大事なことを忘れてはもったいない。なにより、後輩に聞かれても答えられるようにしないと、恥ずかしいですよね。

間接的でも、社会貢献の中にある仕事

高齢化社会を迎えている今、理学療法士という仕事はとても大切です。会場では、実際に医療機関で働くスタッフ、理学療法士さんの話を、小学生とか、高校生が熱心に聞いていました。こういった機会はなかなかありません。リハビリは一発でぼんと治るわけではない、かなり地道な訓練です。だからこそ、この仕事のいい面を伝えたいと参加した理学療法士の方が話していました。
器械、器具も必要ですが、それを使うのは人。結局、行きつく先は人材の育成になります。理学療法士の担い手をつくるために、メディメッセージはとてもいい機会です。私たちも、少しはお手伝いできたのかな。私たちは、病院の先生や理学療法士のように医療に対して直接的には携われませんが、それでも社会貢献の中にある仕事だと、メディメッセージを通じて再確認ができました。

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