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地域医療の一翼を担う架け橋。 それが医療機器商社の役目です。

代表取締役社長 住吉 進也

このページをご覧になっている学生の皆さんは、医療業界に興味を持ち、卒業後の進路として考えていると思います。医療業界には、直接医療に携わる医師や看護師など以外にも数多くの職種があり、実際にどんな仕事をするのか、自分に合っているか、将来性や安定性はどうか、比較・検討しているところではないでしょうか。
協和医科器械は、病院などの医療機関と医療機器メーカーとをつなぐ医療機器商社です。一般の人の目にはあまり触れることのない仕事ですが、もし皆さんがこの業界を志す理由が「地域に貢献したい」「地元に恩返ししたい」という気持ちであるなら、医療機器商社という選択肢は、地域貢献につながる一つの道であるといえます。

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まず医療業界の現状について説明しましょう。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行し、あらゆる規制が緩和され始めている一方、医療現場では引き続き感染状況に応じた対策を続けています。
また、急速に進む少子高齢化に備え、国の医療制度改革が進められています。これは医療や介護の体制を見直し、ニーズに合わせたサービスを切れ目なく提供するためのもので、今後、病院や病棟の機能分化、病床数の集中化、縮小や再編によって、病院のあり方、経営方針が大きく変わると予想されます。

こうした変革の時代において、われわれ医療機器商社が担う役割は決して小さくありません。どんな状況下でも医療を止めないために、医療機器や医療材料を供給し続けること。加速する制度改革に合わせたソリューションを提案し、課題解決をサポートすること。それらは間違いなく「地域医療への貢献」であり、こうしたニーズに応えるために、私たちはどのような場面にも柔軟に対応しうる人材を求めています。

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では、具体的にどんな人材なのでしょうか。医療についての専門的な勉強をした人、資格を持っている人と考える人も多いかもしれません。しかし、私たちが学生の皆さんにもっとも期待するのは、それとは少し異なるのです。
先だって私は、代表取締役に就任した際の挨拶で、社員に求めるものとして次の3点を挙げました。

  • 本質をとらえる知恵

    言われたことをそのまま受け取るのではなく、ゼロベースで物事を見て、あらゆるシチュエーションを想定できる洞察力。広い視野。

  • 先頭に立つ勇気

    だれかが歩く道をついていくばかりではなく、自分がどうしたいか、どう歩いていきたいかを考え、自分の判断で一歩踏み出す勇気。

  • 他者を感じる力

    「相手が真に望むもの」を深く考え、相手を感じるコミュニケーション力。

これらはいずれも、新入社員のみならず、私も含めた役員や社員全員に欠かせない力であり、だれもが心にとめ置いて、常に意識しながら仕事をしていく必要があると考えるものです。それらはまぎれもなく、協和医科器械が長年、企業文化として受け継いできた社是「何人にも笑顔をもって協力を」、そして行動指針「正義と利益のどちらかを取らなければならない状況に遭遇したら、迷わず正義を取れ」にも通じる誠実さ、公平さにほかなりません。

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私たちは直接医療行為をすることはありません。病院にかかる患者様の多くは、私たちの存在すら知らないかもしれません。しかし、緊急の手術に必要な医療機器を手配し、無事手術が終わった後、医師や看護師からかけられる「ありがとう」のひと言に、向こう側にいる命を、健康を、生活を確かに支えていると実感する瞬間がきっとあるはずです。
文系も理系も、学部や学科も関係ありません。ほとんどの人は取り扱う医療機器の名前も用途も分からず、ドクターからレントゲンを見せられても理解できません。最初はだれもがゼロからのスタートです。それでも日々さまざまな人と実直に信頼関係を築き、経験を積み、知識を吸収することで成長できます。会社はそのためのバックアップは惜しみません。
素直に、誠実に、だれかのために、笑顔で協力する。それが協和医科器械です。
「知らない世界で人を助けることができる」道を、皆さんが選んでくれるのを待っています。

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